犬に多い尿路結石として、「ストルバイト結石」「シュウ酸カルシウム結石」の2種があります。その中で、「犬心 低たんぱくバランス」は両方の結石に対応できており、「犬心 糖&脂コントロール」ではストルバイト結石のみ対応しています。
このページでは、「犬心」における「ストルバイト結石」「シュウ酸カルシウム結石」の対応内容について、ご案内します。
<目次>
犬に多い2種の結石について
ワンちゃんに多い尿路結石は、「ストルバイト結石」「シュウ酸カルシウム結石」の2種です。このうち、「ストルバイト結石」が犬の結石の80%程を占めると考えられています。
尿路結石の食事対策
一度、尿路結石になってしまったワンちゃんは、再発しやすい状態にあります。そのため、食事による「予後管理」が大切です。
「犬心」ストルバイト結石への対応内容
「犬心」シリーズでは、「ストルバイト結石」への対応を意識しています。具体的には、「尿pHの酸性化」という対策をとっています。
ストルバイト結石は、尿のpHが酸性化すると石になりにくく溶けてくれるという性質を持っています。そのストルバイト結石の特性にもとづき、「犬心」を食べると尿が弱酸性に傾くように設計しています。
ストルバイト結石に万全の対応、「犬心 低たんぱくバランス」&「犬心 糖&脂コントロール」
「犬心」シリーズの中で、「犬心 低たんぱくバランス」は最も強力にストルバイト結石に対応できているフードです。
ストルバイト結石に強力対応「犬心 低たんぱくバランス」
ストルバイト結石のワンちゃんには、どうしても尿pHが安定せず、再発を繰り返すような子もいます。そういった子では、菌などの感染が尿路に悪影響を及ぼしていることが結石の原因となっており、中々病態が安定しないのです。そういったワンちゃんでは、一般的な尿路ケアの療法食でも、ストルバイト結石を発症してしまうことがしばしばあります。
「犬心 低たんぱくバランス」は、そのようなストルバイト結石が重症なワンちゃんに対してもしっかりとしたケアができる内容となっています。
◇ストルバイト結石に万全の対応 → 犬心 低たんぱくバランス
低脂肪・低糖質かつストルバイト結石に対応「犬心 糖&脂コントロール」
もう一つ、「犬心 糖&脂コントロール」も下記のような栄養調整により、ストルバイト結石に対応できています。
- 尿pHの酸性化
- 中程度以下のタンパク質量
- 関連する塩分(ミネラル)のコントロール
また、「犬心 糖&脂コントロール」は、低脂肪で糖質制限を実施したフードです。そのため、ストルバイト結石に加えて膵炎・糖尿病・クッシング症候群・甲状腺機能低下症・高脂血症・胆泥症などを併発しているワンちゃんには「犬心 糖&脂コントロール」がお勧めです。(※どうしても尿pHが安定しない重症なストルバイト結石の子は、「犬心 糖&脂コントロール」では管理しきれないことがあり、やはり「犬心 低たんぱくバランス」がよりお勧めです。)
◇ストルバイト結石ケア&低脂肪・低糖質 → 犬心 糖&脂コントロール
シュウ酸カルシウム結石にも安心、「犬心 低たんぱくバランス」
シュウ酸カルシウム結石は、ストルバイト結石よりも対策が厄介です。石が溶けにくく、厳密なタンパク質制限や尿pHをアルカリ性側に傾けることが好ましい点など、継続した対策が難しいためです。実際に、従来のシュウ酸カルシウム結石対応の療法食では、どうしても長く続けることに不安が残る、偏った栄養バランスになっていました。
そのような困難な状況の中、「安心して長く続けられる」シュウ酸カルシウム結石フードとして開発したものが「犬心 低たんぱくバランス」です。
◇安心して長く続けられるシュウ酸カルシウム結石対応フード → 犬心 低たんぱくバランス
私たちもシュウ酸カルシウム結石でお悩みの飼い主さんから数多くのご相談を受け、中々サポートしきれなかった苦い過去があります。何とかシュウ酸カルシウム結石の子にもお勧めできるフードをと思い、研究の末に完成させた商品が「犬心 低たんぱくバランス」になります。
まとめ
- 犬の尿路結石には「ストルバイト結石」「シュウ酸カルシウム結石」の2種がある。
- 「犬心」シリーズの中で、「犬心 低たんぱくバランス」と「犬心 糖&脂コントロール」がストルバイト結石に対応している。
- 「安心して長く続けられる」シュウ酸カルシウム結石・対応フードとして、「犬心 低たんぱくバランス」がお勧め。